千と千尋の神隠し「髪留め」の効果は?ラストで切れた理由も解説
千と千尋の神隠しに登場するアイテムの中で、特に印象的なのが「髪留め」ですよね。
これには、どんな効果があったと思いますか?
銭婆がくれる、キラキラの髪留めだね!
そして、「髪留めはラストに切れた」と言う驚きの噂が!
どうして切れたのか、その理由も考察していきます。
- 「髪留め」には、どんな効果があったの?
- 「髪留め」が、ラストで切れた理由。
千と千尋の神隠しの、一番最後のシーンを思い浮かべながら、読んでみてくださいね!
Contents
【千と千尋の神隠し】「髪留め」の効果は?
千と千尋の神隠しで銭婆が千にあげた髪留め。あれが欲しくなる時がある。
— かっちゃん (@kakkobz) April 2, 2023
「みんなで紡いだ糸を編み込んであるからね」
ここぞ‼️って時にみんなで紡いだ糸の力を私にも分けて欲しいって思う時がある。 pic.twitter.com/YL0KcEwsey
「髪留め」の効果についてはいくつかの考察が存在しますが、有力なのは「千尋を守る効果」というもののようです。
千尋がこちらの世界に戻れるように、守ってくれていたんですね!
戻ってこられて、本当に良かったよね!
ではなぜ、そのように言われているのかを深掘りしてみましょう。
「髪留め」に魔法の力はなかった?
千と千尋の神隠しで銭婆が別れ際に千尋に渡したお守りの髪留め、麻束らしきものの前でカオナシや坊と糸績みをしていたし、なんとなくだけど染められた大麻糸だったのでないかと思っている。
— pris (@pristheblackcat) January 19, 2023
紫色なので紫根かな、なんて。
2枚目の写真は戦前の日本の在来種の本物の麻束。#精麻#草木染 pic.twitter.com/0aE7nu3nOa
「髪留め」に、魔法の力はあったのかなかったのか、意見は完全に分かれているようです。
- 「あった」派の意見
- 銭婆の「お守り」という台詞から、千尋を守る魔法がかけられていたと考えられる。
- 千尋が豚の群れに両親はいないと気付けたのは、髪留めにかけられた魔法の力のおかげ。
- 「なかった」派の意見
- 銭婆の「魔法で作ったものは何にもならない」という台詞が証拠。
- カオナシや坊ネズミたち、みんなで手作りしたものだから。
このように、どちらの意見にも説得力がありますが、私は「なかった」派です。
みんなで作った糸を編み込んである、心のこもった手作りの「髪留め」は、それだけでお守りとして成立するので、魔法の力は要らなかったのではないでしょうか?
みんなが作ってくれた、唯一無二のお守りだね。
もしも、それぞれの要所で何かの力が働いたのだとしたら、それは魔法の力ではなく、みんなの「思いの力」だったのかも知れないですよね。
どんな効果があったのかを考察!
千尋が最後に振り返った時に髪ゴムが光る描写があります。 ハクが八つ裂きにされたのはこの瞬間と言われています。 髪ゴムが光ったのはハクの涙だそうです。 【千と千尋の神隠し】 pic.twitter.com/J7ZZBEMsAS
— ★心に響くジブリ名言など★ (@wcnvk8uig7faq6u) March 25, 2023
「髪留め」に魔法の力があってもなくても、「お守り」という効果は変わらないでしょう。
ここで注目したいのが、「髪留めが光る描写」があることです。
- 両親と再会してから、トンネルに入る前。
- 千尋が後ろを振り向いてしまいそうになったのを、魔法の力で阻止したから光った。
- 単純に太陽の光が反射して光っただけ。
- トンネルを出た後、千尋が母親に呼ばれて駆けだした時。
- 罰として、湯婆婆により八つ裂きにされたハクの涙に反応して光った。
- 「髪留め」がちゃんと残っていることを印象付けたかった。
このように、「髪留め」が光った理由には数多くの考察があります。
「ハクの涙」という説にはびっくりだよ!そんなのいやだ~!
しかし、トンネルに入る前と出た後の2回「髪留め」が光ったことで、異世界から現実世界に戻ってきても「髪留め」が残っているということが、すごく印象的になりましたよね。
そして、宮崎駿監督はインタビューの中で次のように語っています。
この髪留めだけが、千尋が不思議な世界にいたことの証拠になりました。宮﨑駿監督は「あの世界は全部夢だったというふうにしたくなかった」と語り、そのために残したのがこの髪留めだったのだと明らかにしています😊。#千と千尋の神隠し#金曜ロードショー pic.twitter.com/GXtM15HIsv
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 5, 2024
「髪留め」とそれが放った光は、千尋を守ると同時に、異世界で起こったことは現実だったと証明し、それを千尋自身にも、そして私たち視聴者にも、教えてくれているのかも知れません。
あの世界は本当にあったんだよね!
【千と千尋の神隠し】「髪留め」がラストで切れた理由
自分のカメラロール漁ってたら、千と千尋の神隠しの銭婆が千尋に帰り際に渡す髪留めをイメージして作ったやつが出てきた。
— 浦島まつり (@urashimamatsuri) January 8, 2020
銭婆が千尋に渡した髪留めがめっちゃ好きで。最後のシーンで千尋が振り返る時にキラット髪留めが光るのが、ハクと会った日々は夢じゃないってメッセージに感じて。 pic.twitter.com/J1KXh1MJy8
「髪留めはラストシーンで切れた」という都市伝説をご存じですか?
これは、「最後に髪留めが光った瞬間に切れてしまった」というもののようです。
切れたようには見えないけどなぁ・・・。
「髪留め」が切れることには、どのような意味があるのでしょうか?
この都市伝説が生まれた背景についても、合わせて考えてみました。
「髪留め」はラストシーンで切れた!?
千と千尋の神隠しがテレビでやってるので見ています😊
— Kovac (@Kovac_JPN) January 7, 2022
何度見ても面白いのはジブリぽい
この千尋が髪留めするシーンは髪フェチ的に◎です!
千尋は髪が多めでたぷたぷしてる感じですよね🥰
少し前のシーンでは、湯婆婆の姉に呪いを潰して謝るシーンがあるのですが、髪の描写がフェチフェチしてます😆 pic.twitter.com/S8G2Ls9TP6
「髪留めは切れていない」、やはりこれが結論でしょう。
その理由として、まず、千尋は自分のヘアゴムと「髪留め」を付け替えていますよね。
自分のヘアゴムは、口にくわえていたね。
「髪留め」が切れたら、髪がほどけるはずですが、そのような描写は見られません。
また、銭婆は「糸を編み込んである」と発言していますが、そうやって作った「髪留め」はかなり丈夫にできていると思われます。
ちょっとやそっとじゃ、切れないはず!
そして、映像を何度見ても、キラリと光るだけで切れているようには見えませんよね。
ずっと切れないで欲しいしね!
なぜ切れたと言われるの?
千と千尋の神隠し、観たよ。
— ザ・ソソ (@namaewa_soso) January 2, 2022
『1度あった事は忘れない、思い出せないだけ』
湯屋からやっと両親の元へ帰って、現実か夢だったか分からないけど、貰った髪留めを見ると思い出すんだろうな、あれは現実だったんだって。
そして、いつ思い出すかって、お風呂に入る前に髪をほどく時だろうね…!アッパレ! pic.twitter.com/XUEkEunqVm
この説が生まれた要因には、「思い込み」が大きく関わっていると考えられそうです。
例えば、次のようなものが挙げられます。
- 「髪留めは、千尋を無事に現実世界に返す役目だけを担っている」という思い込み。
- 「千尋は、異世界での出来事を忘れてしまう」という思い込み。
1つ目の場合、「髪留め」はトンネルを抜けたところでその役目を終えたので、切れたように見えたのかもしれません。
2つ目の場合、「髪留め」という異世界にいた証拠が残ってはいけないので、切れたように見えた、と考えられます。
思い込んだらそのように錯覚してしまうことって、あるよね。
千尋が、異世界での出来事を記憶しているかどうかは、定かではありません。
しかし前述の通り、宮崎駿監督は「髪留めを異世界の存在の証明」として残したとしています。
「髪留め」が切れてしまったら、証明するものがなくなっちゃう!
だからやっぱり、「髪留め」は切れていないんです!
まとめ
「千と千尋の神隠し」観てる
— 夕ンシ口 (@tansiroo) January 22, 2023
千尋がモノを差し出される描写って何回かあって、だいたいは千尋は断るんだけど素直に受け取るのがハクからの🍙と銭婆から髪留めってところがグッときた。 pic.twitter.com/pJ6rVl2Ur7
千と千尋の神隠しに登場する「髪留め」には、興味深い効果や都市伝説があることがわかりましたね!
- 「髪留め」には、どんな効果があったの?
- 「千尋を守り、異世界の存在を証明する」という効果。
- 「髪留め」が、ラストで切れた理由。
- 実際には切れておらず、思い込みによる目の錯覚。
私も、「髪留め」はラストで切れたというのは思い込みで、切れずにずっと残っていて欲しいですし、千尋には異世界での出来事を覚えていて欲しいと思います。
しかし、切れたように見えた理由も、十分に納得できました。
色々な見方があるよね!
新しい視点で、千と千尋の神隠しを見直してみると、また一段と面白いかも知れませんね!